不平不満をいくら言ったところで この国に生まれ育ち 良い暮らしをしている わがままを言ってみたり 欲張ってみたりする 少しの我慢ができなかったり 少し我慢をしたくらいで 頑張ったように思う 夏の暑い日には 当然のように涼しい クーラーのきいた部屋に入り 冷たい飲み物を飲み 出掛けてもそれは同じ 不平不満をいくら言ったところで この国で 良い暮らしをしている 冬の寒い日になると また当然のように 暖房器具のきいた部屋に入り 温かい飲み物を飲み 温かい布団で眠る 出掛けてもまた同じ いくら幼い頃貧乏だったとしても この国に生まれ育ち まだいい暮らしをしている ふがいない現代の大人達 子供が大人に合わせてきた生活環境から 豊か過ぎるいまの時代は 大人が子供に合わせた生活環境になり 過保護が当然のようになって自分さえよければと エゴな大人から純粋な子供が産まれ エゴな子供に育てられる こうして現実社会を嘆いてる自分もまた 良い暮らしをしている 父親のいない母子家庭で暮らすある国の九歳の少年 一日四十五円の稼ぎで 一家を支えている 七歳の時から 鉱夫として… 学校も行けない 食事も三食食べれるとは限らない 充分な食事ができない そして過酷な肉体労働 いま僕はこうして 良い環境で画面を見ながら 知った風なことを書いている… かなり贅沢だ… 取材した人たちは現地で何かをしてあげたのだろうか… そんなことを思いながら 自分はどれほどのことができているのか… 所詮はこの国に生まれ育ち まだ良い暮らしをしている 少しの募金や慈善活動をしたところで まだまだ自己満足感があってはいけない すべての貧困な国の人たち 子供たちを救えてはいない 唯一 自分の心を少し楽にしているだけかもしれない なんだかんだ言ったところで この国に生まれ育ち 贅沢な暮らしをしている 07' 30 JUN ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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